横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が、10日に初日を迎える、大相撲秋場所(両国国技館)を休場することが決まった。

 7日朝、東京・江戸川区内の部屋で、師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)が明かした。前日6日、師弟で話し合い、万全の状態でないため、稀勢の里が「休場させて下さい」と申し出たという。途中出場の可能性は低く、11月の九州場所での復帰を目指す。田子ノ浦親方は「(左上腕付近や左足首の)ケガもそうだが、相撲を取れる状態ではない。休むのも勇気がいる(決断だった)と思う」と心中を察した。