岩手県奥州市出身の西三段目61枚目漣(さざなみ、18=伊勢ノ海)が6番相撲で3勝目を挙げ、星を五分に戻した。

山形県鶴岡市出身の西三段目56枚目北勝鶴(30=八角)との顔合わせ。左四つでまわしをつかみ前に出たが、寄り切れず長期戦になった。

上手投げから左でのど輪、突っ張って土俵際に追い込み、押し出した。50秒間の熱戦を制し「危うく負けそうになった」と苦笑いを浮かべた。体重が増えた分、動きにキレがなくなったという。2場所連続の勝ち越しへ「落ちついて取りにいきたい」と意気込んだ。