西前頭14枚目の一山本(28=放駒)が、12日に65歳の誕生日を迎えた先代師匠の荒磯親方(元大関若嶋津)に、1日遅れの“プレゼント”を贈った。

同学年で同じ学生相撲出身の西前頭13枚目豊山を押し出して3勝目。激しい突き合いとなったが、引いて呼び込むことなく攻めきった。「思ってた通り突き合いになって、引かれたところをついていけた。(豊山は)同級生で意識する。大学のころからエリートでいい成績を残していた。反骨心じゃないけど、場所で当たったら勝ちたいと思っていた」と振り返った。

先代二所ノ関で11日に日本相撲協会の定年を迎えた荒磯親方とは前日12日、あいさつを交わしたという。前日4日目は黒星を喫していただけに「1日遅れになったけど(白星を)プレゼントできて良かった。(前日は)勝てなかったのが心残り。今日しっかり勝とうと思って相撲を取った」と話した。