SKE48須田亜香里(24)が1日、名古屋のSKE48劇場で生誕祭公演に出演し、「プロポーズ大作戦」の返事を「全員お断りします」と発表した。

 10月31日に24歳の誕生日を迎えた須田は、小学生のころから持ち続けていた「23歳で結婚する」という夢はかなわなかったが、誕生日前日の30日に公式ブログで「私が23歳のうちに! 10月31日を迎える前に!! コメント欄で私にプロポーズをしてください!」と、ファンに求婚の言葉をリクエストしていた。1日で2400件以上もの「プロポーズ」の言葉が寄せられ、「予想以上の盛り上がりを見せて、焦った」と率直な感想を口にした。

 ブログでは「返事は11月1日の生誕祭でさせていただきます」と約束しており、客席には結果を聞こうと約300人のファンが集まった。ファンの熱いコールに、須田も冒頭から涙を流すなど、感激した様子。しかし、プロポーズの答えはまさかの「2400人以上の方にプロポーズしていただいた私の答えは…全員、お断りします!」だった。場内に「えー!」「そこを何とか!」と悲鳴が交錯する中、須田は理由を説明した。

 「まだアイドルをやっていたい。1人の方と幸せになることは、みなさん1人1人を幸せにすることには結び付かないなって思った。みんなを幸せにできるアイドルになって、いつかまた選んでもらえるような、みなさんにふさわしい女になれるように、ここでキラキラ輝きたい」

 斉藤真木子が「気持ちいいだろうね…2400人切り」とつぶやくと、須田は「痛かったですか?」と笑顔で客席を見つめていた。

 今年は選抜総選挙で18位となり、選抜落ちした。来年の開催は未定だが、「来年も総選挙に出たいな、まだSKEにいたいなと思わせていただいています」と、早くも出馬を宣言した。

 「選挙に出るとか、選挙で上を目指すとか、SKEでもっと上に行きたいと言うと、そのために理由が必要かなと考えちゃっていた。理由はただ、悔しいからだと思う。悔しいと思うことは、私の中で原動力だし、負けず嫌いなので。うまくいかないこともあるけど、向き合っている姿をいつも見てくれたり、寄り添ってくれるみんながいるからこそ、挑みたい」

 さらに「自分の中の最高順位を目指したいと心から思っています」と、14年の10位を超える1ケタ順位を目標に掲げ、大きな拍手を受けていた。