俳優竹野内豊(39)が9日、都内で、主演映画「太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-」(平山秀幸監督、来年2月11日公開)の制作報告会見を行った。「人生の中には、その時々の役目がある。今回は絶対にやる意義があると思った」と作品への熱い思いを口にした。太平洋戦争の最激戦区サイパンで米軍を苦しめた、旧日本兵の故大場栄大尉役のオファーを受けたときは「戦争映画を見ていただくのはすばらしいと思う一方、ビジネスが絡むことに抵抗があった」と悩んだ。しかし、5月20日から7月18日まで行ったタイでのロケでは、体感温度45度の過酷な中、故大場大尉の魂と向き合いながら演じ、「47人の兵士の512日間(の戦い)を見届けていただければ」と話した。ほか俳優山田孝之(27)井上真央(23)らが出席。