嵐が今年もイベント「ワクワク学校2015~日本がもっと楽しくなる四季の授業~」を来月、東京ドームと京セラドーム大阪の2カ所で開催することが8日、分かった。授業形式のイベントに、後輩グループ、Hey!Say!JUMPが生徒として“入学”する。

 「ワクワク学校2015」は京セラドーム大阪で来月6、7日、東京ドームで同27、28日に“開校”。計6公演を行う。授業料は税込み5000円の予定だ。

 「ワクワク学校」は11年東日本大震災発生後から毎年開校され、今年で5年目。白衣姿のメンバー5人が交代で教壇に立って授業を行い、それ以外は生徒役に回るスタイルで行われた。今年のテーマは「日本の四季折々の伝統行事や文化」。田植えを知り、お米が日本にとっていかに大切なものかを学んだり、茶道の心得や所作を学ぶなどを検討中。5人は先月上旬から準備を進めている。

 これまで嵐5人が先生と生徒を兼務していたが、今年は初めてHey!Say!JUMPが生徒として参加する。制作側は「嵐以外の異なる世代、特に将来を担う若い世代に広められれば」として、全員平成生まれのJUMPを生徒役に起用したという。生徒とされる会場の観客とともに、JUMP9人が生徒代表としてステージ上で授業を受けることになる。

 松本潤(31)は「嵐とHey!Say!JUMPがそろって何かをするのが初めてなので、興奮しています。平成生まれの彼らが何を感じ、何をみんなに伝えるのかを楽しみにしています。今年も『ワクワク学校』を通して、たくさんの『気付き』に出会えたら」と心待ちにしている。

 授業は初年度の11年は東京ドームで、12年からは東京ドームと京セラドーム大阪の2カ所で開校。校歌以外の歌唱はほとんどないが、毎回20万人以上を動員する一大イベントとして、定番になりつつある。今年も2カ所で計20万人以上の動員が見込まれる。嵐の公演はチケットが取れないと言われているが、「ワクワク学校」もチケット争奪戦は必至。今年も入学希望者が殺到するとみられる。