FIFA(国際サッカー連盟)の幹部らが20年以上にわたって約185億円のワイロを受け取った汚職で逮捕された事件について、ビートたけし(68)やダウンタウン松本人志(51)らが持論を語った。

 たけしは5月30日放送のTBS系「新・情報7daysニュースキャスター」で同事件について、「日本と韓国の共同開催(サッカーワールドカップ)、あれだっておかしいじゃない。気持ち悪いよね」と疑惑の目を光らせ、さらに「日本が外国人の監督を雇うのだって、大量の金動かしているだけで、どっかで余ったやつを取ろうとしてるんじゃないか」とチクリと刺した。

 同事件については5月31日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」でも話題に。サッカー好きを自称するお笑いタレントの土田晃之(42)が「あるだろうな」と驚きも見せず、さらに「FIFA幹部だけでなく、それぞれのチームの幹部もいろいろあるのでは」と臆測した。

 松本は、「汚職のことですっとんきょうなことを言っていいですか」と断りを入れ、「前から思っていたけど、汚職って金額が高ければ高いほど、みんな悪い事をしたとなるけど、高い方がそりゃ、金に目がくらむ率は高いよね」と、一般的な見解を示した後、「本当は汚職って1、2万円でやった方が悪いちゃうんかって思う」と持論を展開。「額が大きい方が悪いと思うのは、どこかで羨ましいと思う気持ちがあるんだと思う」と独自の視点を明かした。

 この松本の“すっとんきょう”な持論に土田は「ねたみややっかみはあると思う」と同調しつつも、「額が安くても高くても五分の悪さですよね」と当たり前の主張をし、苦笑いした。