新潟発の女性アイドル3人組Negicco(ねぎっこ)が6日、横浜市でツーマンツアー「Negiccoと、ツーマンにくりだそうツアー!!!」の千秋楽公演を行った。この日はトミタ栞(21)とコラボした。トミタとは、テレビの歌番組で昨年12月に共演した縁で、交流がスタート。今では一緒に「つけめん博」に行く仲になった。トミタは「Nao☆ちゃんとの初めてのデートが『つけ博』ってどうよ」と自虐で笑わせた。

 前半にステージに立ったトミタは、パワフルな歌声でねぎっこファンを魅了した。「きらきら」ではねぎっこも加わり、4人で歌った。ねぎっこリーダーのNao☆(27)はトミタのグッズの帽子を身に着けるなど、ノリノリ。「外(の売り場)に行って、ニューグッズを購入しました。ガチオタ(本気のオタク)なので、自分で買わないと、だめよ~だめだめ!」と小ネタを挟みつつ、自腹で買ったことを明かした。

 後半のステージを担当したねぎっこは、最新シングル「ねぇバーディア」など11曲を披露した。アンコールでは、バンド編成の音で再収録した代表曲「圧倒的なスタイル」を踊り、トミタと再びコラボした。普段はアイドルファンのコールとは無縁のライブをしているトミタは、「しーちゃん」コールを受けて「名前を呼んでもらっちゃった」と喜んだ。間奏でメンバー、ファンが一体化するラインダンスも初経験。「すごい。世界がやってるみたい」と驚いていると、Nao☆が「ここが一応、世界の中心」と、突っ込みかボケか分からないフォローをしていた。

 ねぎっこは11月3日に広島でツアーをスタートした。ジャンルの違うバンドや歌手と対バン形式でコラボしながら、1カ月かけて全国5カ所を回った。ファンとの掛け合いコールを聞いて「一体感がすごい」と感激するトミタに、Nao☆は「このツアーで、ねぎっこだけじゃなくみんなも成長したかもね」と感慨深げだった。しかし、これがトミタには上から目線に聞こえた様子。「え? この上下関係っていつから生まれたの?」と不思議がるトミタに、Nao☆は「今でしょ!」と得意のネタで畳み掛けた。

 ねぎっこは26日に地元新潟で、今年最後の大舞台「NEGI祭~2015忘年会~」を行う。来年は日本武道館公演を目標にしている。Nao☆は「(8月の日比谷)野音でも言いましたけど、武道館という目標に向かって頑張りたい」とあらためて目標を口にし、大きな拍手を受けていた。