NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合午前8時)の23日の平均視聴率が23・3%(関東地区)だったことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 これまでの最高は7月20日の回で、花山伊佐次(唐沢寿明)が、新しい雑誌の目玉企画について娘の散髪している格好を見て着想を得たという内容で25・3%を記録した。7月7日の19・4%が最低となった。

 23日の回は、常子(高畑充希)は新聞社に話しを持ち掛けて「直線裁ち講座」を行うことにした。その模様が新聞に紹介されれば、さらに「あなたの暮らし」の評判が上がると考えたのだ。

 新聞で講座の募集をすると応募のはがきが沢山来た。そこから先着で120人に講座の当選案内を送った。

 講座当日、午前と午後の会を待っていたが、1人も受講者はこなかった。かわりに、抗議にしにきた高級洋裁学校の校長がやってきて「これでは講座は開けないわね」と皮肉を言って帰っていった。

 大量のはがきを送って応募してきたのは洋裁学校の関係者だったのだ。受講だけ当選しておいて、講座には来ないという嫌がらせだった。常子は商売の厳しさを知る、という回だった。