吉本興業は18日、ダンスアカデミーの開校を発表した。大崎洋社長らが都内で会見した。

 ブロードウェーミュージカルのスター育成を目指すプロジェクトで、演劇とミュージカルの最高峰賞である米トニー賞を3度受賞した俳優兼歌手でダンサーや振付師のヒントン・バトル氏とコラボレーションする「ヒントン・バトル ダンスアカデミー」を来年4月に開校する。来年1月から全国6会場で入学オーディションを行う。合格者は最大3年間、同氏やブロードウェーで活躍中のダンサーらのレッスンを週5日、無償で受けることができる。同氏は「ダンスがなければ生きることができない、魂の叫びが聞こえるような人を採用したい。さまざまなジャンルのダンスをやるので、どんなダンサーにも来てほしい」と話した。

 吉本興業の世界戦略の一環で、定員は設けず将来有望な人材を広く採用する。吉本所属のピース綾部祐二(38)が米国移住を発表したばかり。会見で司会を務めたタカアンドトシは自分たちの欧米進出の可能性について聞かれると、トシ(40)は「日本でこっそり頑張ってるだけでいい」。タカ(40)も「(持ちネタの)『欧米かっ!』とずっと突っ込まれ続けることになるので」とそろって否定した。