8日に肺気腫による呼吸不全のため亡くなったお笑いコンビ、爆笑問題の太田光(51)の母、太田瑠智子(おおた・るちこ)さん(享年83)の葬儀・告別式が14日、東京・青山葬儀所で営まれた。出棺のあいさつの冒頭には「どうも、ドナルド・トランプです」とボケて、相方の田中裕二から突っ込みを受けるなど、悲しみをこらえながらも、太田らしさを見せた。

 あいさつでは「母親は子どものころから一度も、弱音とか弱気なこと、人の悪口、痛いとかつらいとか、聞いたことがなかったです」と明かした。

 この日は、瑠智子さんが好きだったという越路吹雪の「愛の讃歌」「バラ色の人生」がBGMとして使われた。太田は、瑠智子さんの最期の場面について「iPodで越路吹雪さんの『愛の讃歌』と『バラ色の人生』を流したんですけど、聞き終わったと同時に心拍が0になりました。きれいな死に方だと思います。『光、死ぬときはこうやって死ぬんだよ』って教えてもらった気がします。感謝しかありません」と話した。

 葬儀・告別式には前日のお通夜と合わせて約300人が参列。この日は、田中の妻山口もえ、テリー伊藤、古舘伊知郎らが参列。桑田佳祐からは弔電が届けられていた。