欅坂46に、初めてキャプテンと副キャプテンが誕生した。

 21日、千葉・幕張メッセで最新シングル「二人セゾン」発売記念全国握手会イベントを開催した。

 握手会前のミニライブイベント終盤、ステージ両脇のモニターに「重大発表」と表示され、サプライズでキャプテンと副キャプテンが発表された。キャプテンになったのは菅井友香(21)。副キャプテンは守屋茜(19)に決まった。15年8月のグループ結成以来、キャプテンが置かれるのは初めて。

 発表された瞬間、菅井は右手を口に当てて驚き、守屋は「えー!」と叫んで開いた口がふさがらない様子だった。守屋が「びっくりしすぎてちょっとまだ分からないんですけど、何事にも私らしく全力で、気合で頑張りま~す!」と宣言すると、菅井も「私でいいのかなって気持ちもありつつ、こうやって決めていただいて、これからはよりメンバーのことを見て、みんなに認めてもらえるような、頼れるキャプテンになりたいと思います」と話して、何度も頭を下げた。センターの平手友梨奈(15)からは「本当に2人とも、おめでとう! 私たちも全力で支えるので」とエールを送られた。

 菅井は小5から習っている乗馬が特技のお嬢さま。上品な立ち居振る舞いで人気のメンバーで、昨年4月のデビュー当時からイベントなどでトークのまとめ役を任されることが多く、「菅井ちゃんノート」と呼ばれるノートにトークの内容や反省点を細かく書き込んでいる。一方、守屋はテニスが得意で元気いっぱいな体育会系女子。非常に負けず嫌いで、先月放送のフジテレビ系「FNS歌謡祭」では、アイドルコラボ企画内で行われた他のアイドルグループとの短距離走でトップに。一部からは「軍曹」と呼ばれている。

 「ゆっかー」こと菅井と、「あかねん」こと守屋のコンビは以前からファンの間でも人気で、「ゆっかねん」の愛称でも知られる。発表後、取材に応じた菅井は「私がこのままじゃダメだと思うので、これからはグループをもっと良くするために、厳しいことも口に出せるように頑張っていきたいです」と意気込んだ。守屋は「これからいろいろと困難もあると思うんですけど、みんながつらい時に元気づけられるような存在になりたい。友香のこともサポートしていきたいです」と話し、菅井から「ありがとう」と言われると、笑顔で見つめ合っていた。