演歌歌手小金沢昇司(58)が30日、都内でデビュー30周年記念イベントを行い、ファン約100人に手製のカレーライスを振る舞った。

 実家の中華料理店を継ごうと、高校時代に調理師免許を取得。歌手人生よりも長い“料理人”人生には、歌同様に自信を持っている。「ファンの人たちにラーメンを振る舞ったことはあるけど、カレーは今回が初めて。すごくおいしいですよ」と言いながら納得の味に仕上げた。

 昨年10月に発売した「みちづれ川」が好調で、出荷4万枚に迫る勢いだ。「歌が多くの人たちから支持をしてもらっている。今年は30周年の節目だから台湾公演も計画している。文化交流をやりたい」。

 歌手人生を振り返ると「野外ステージが雨で中止になったことは1度もない」と“晴れ男”ぶりを自慢。病気を仕事で休んだことは1度だけあるという。「(山本)譲二兄貴と2人のイベントで、現地に行ってステージに立ったけど、40度近い熱があって歌えなかった。決めた仕事はやらないといけないけど、あの時はすぐに病院に行って点滴を打った」と振り返った。

 特製カレーの隠し味はチョコレート。「コクが増すし、味に深みも出るから」。自身の曲の隠し味を聞くと、ハートだという。「歌ももちろんうまいけど(笑い)、自分はハートで歌うハートシンガーだから。これからも、もっと頑張って歌いますよ」と30周年のさらなる飛躍を誓った。