大ヒットスパイ映画「007」シリーズの5代目ジェームズ・ボンド役で知られるアイルランド出身の俳優ピアース・ブロスナン(73)が、安全上の理由から26年間暮らしてきた米カリフォルニア州マリブにある1億ドル相当の自宅を離れることが明らかになった。
英デイリー・メール紙は、ブロスナンは妻キーリー・シェイ・スミスさん(62)とともに、2000年に購入した多くのセレブが暮らす高級住宅地マリブのビーチフロントにある豪邸で暮らしてきたが、度重なる山火事や地震のリスクを考慮し、カリフォルニアを離れることを決めたと報じた。
マリブでは24年に発生した大規模な山火事でタレントのパリス・ヒルトンや俳優アンソニー・ホプキンスら多くのセレブの自宅が焼失しているほか、18年の山火事でも歌手マイリー・サイラスらの自宅が焼けおちている。
また、自宅周辺は活断層線上に位置していることから地震による被害も懸念されていることに加えて、高波や海岸浸食による地盤沈下も起きており、最近も俳優ニコラス・ケイジの自宅前の私道が崩落する災害も起きている。
報道によると、夫妻の自宅はこれまで何度か火災の難を逃れてきたものの、相次ぐ災害に「もう潮時」だと感じ、ハワイのカウアイ島に所有する別宅に移り住むことを決めたという。
ロサンゼルス・タイムズ紙によると、「オーキッド・ハウス」の愛称で知られる邸宅は、ブロスナンが映画「007トゥモロー・ネバー・ダイ」(97年)の撮影で訪れたタイからインスピレーションを得て10年の歳月を費やして建設したものだという。15年にガレージ付近で火災が発生し、アストンマーティン社から贈られたボンド・カー、ヴァンキッシュが燃えるなど100万ドル相当の被害を受けたこともあった。(千歳香奈子)



