吉永小百合(72)の120本目の出演映画「北の桜守」(滝田洋二郎監督、来年3月公開)の春部分の撮影がこのほど東映東京撮影所などで行われた。

 吉永演じるてつが次男夫婦に食べさせようとおにぎりを握る場面などが撮影された。おにぎりを食べた堺雅人演じる修二郎が、チェーン店での販売を思い付く重要な場面。吉永は撮影に備えて服部栄養専門学校の日本料理講師から指導を受け、丸い形の太鼓形おにぎりを自宅で1カ月間で150個以上を握る特訓を積んだ。「子供のころは、おしるこ屋さんになりたいと思っていましたが、引退後はおにぎり屋さんもいいかな。優しい気持ちで握るといいものができます」。