米俳優ブラッド・ピット(55)と離婚した女優アンジェリーナ・ジョリー(43)が、1億1600万ドルと言われる全財産をカンボジアから養子に迎えた長男マドックス君(18)に相続させることを決めたと報じられた。

ジョリーには他にエチオピアから養子に迎えた長女ザハランちゃん(14)、ベトナムからの養子パックス君(15)、ピットとの間の実子シャイロちゃん(12)と双子のノックス君とビビアンちゃん(10)がいるが、5人には1ドルも残すつもりはないという。米芸能情報サイト、レイダー・オンラインによると、ジョリーが16年にピットと離婚を申請した際に家族で搭乗したプライベートジェット機内で泥酔したピットから暴力を振るわれて離婚の原因となったと言われるマドックス君以外の5人は、ピットの味方をしたことが理由だという。

ピットはこの報道に激怒しているというが、米メディアによるとマドックス君はすでにジョリーが監督を務めた映画「最初に父が殺された」(17年)でプロデューサーとしてデビューをしており、ジョリーとは公私共に強い絆で結ばれているという。マドックス君はこの秋から大学に進学することが明らかになっており、韓国留学も取りざたされている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)