在京民放キー局5社の08年4~6月期連結決算が6日、出そろった。テレビ広告が大幅に減少したため、本業のもうけを示す営業利益はいずれも大幅減益となった。

 フジテレビは、営業利益が19・6%減。「景気先行き不透明感が強まる中、全般的に広告出稿量が減少した」(同)と説明、広告収入の落ち込みがテレビ局の経営を圧迫しているとした。

 テレビ東京は、前年同期に出資した映画が大ヒットした反動で、営業利益は69・6%減。61・8%の減益となった日本テレビは、番組制作費の増加により利益を圧迫した。

 TBSは不動産事業が好調だったものの、やはり広告の減少で、営業利益が48・2%減だった。テレビ朝日は、CD販売などを手掛ける音楽出版事業が伸び、3・0%の増収だった。