胃がんのため16日に亡くなった俳優で司会としても活躍した児玉清(こだま・きよし)さん(本名・北川清、享年77)の告別式が21日、東京・護国寺桂昌殿でしめやかに営まれた。

 出棺のあいさつで長男大祐さん(41)は、「生前父は俳優としていろいろな仕事をしてきましたが、我々家族にはいつも自信がない、不安だと言っていました」と演技に対して常に完璧を求めていた父を思いやった。「でも今日こうやって大勢の方に見送っていただけました」と父の偉大さに涙し、親族や弔問客に感謝した。

 喪主の妻好子さんも位牌(いはい)を手に、無言のまま丁寧にお辞儀をした。

 ひつぎには読書家だった児玉さんのために、病室で読めなかった最新刊や洋書など数冊とオリジナルの原稿用紙、お気に入りのネクタイ、切り絵の道具や自作の切り絵カレンダーなどが収められた。

 会場には草刈民代(46)藤村志保(72)矢田亜希子(32)瀬川瑛子(62)博多華丸大吉らも訪れた。映画「阪急電車」の原作者有川浩氏も訪れ別れを告げた。児玉さんをしのんで約660人が参列し、ファン500人以上が弔問に訪れた。