大手芸能プロ、オスカープロモーション所属の美少女21人からなる平均年齢14歳の新ガールズユニット、X21(エックスニジュウイチ)が28日、都内でお披露目会見を行った。

 昨年8月にオスカー主催で開催された「第13回全日本国民的美少女コンテスト」のファイナリストで結成され、「次世代ユニット」と位置付けられた。年内のCDデビューも決まっておりドラマ、映画、歌、モデルとさまざまな舞台で活動していく。Xには「次世代」「未来」「未知数」の意味が込められている。

 同コンテストでグランプリを受賞したリーダー吉本実憂(16)は「2013年は私たちの年にしたい。新しい風を吹かせ、インパクトを残せるようなグループにしていきたい。みんなの個性をいずれ世界に届けられるよう、たくさんの人が元気になれるよう頑張っていきます」と笑顔で宣言した。

 メンバーはおそろいの制服姿で登場。昨年9月からダンス、演技、歌、英語、中国語、韓国語などの厳しいレッスンを続けてきただけあって、みな姿勢がよく「よろしくお願いします!」と、はきはきした元気な大声であいさつした。オーストラリア在住のメンバーも2人おり、毎週末日本に飛行機で通い、レッスンに励んできた。

 オスカーによると、今後は3人や5人のユニットでもデビューしていくほか、個々のメンバーが、ドラマや映画出演やイメージキャラクターの仕事に次々内定しているという。吉本はすでに今後、雑誌30誌以上の表紙やグラビアを飾ることが決まっている。

 21人のほか、同コンテストの応募者約10万人などの中から、約300人が「2期生」「3期生」としてのデビューを目指して待機。新鮮さを失わないシステムになっている。

 現在、AKB48を筆頭に「アイドル戦国時代」と言われているが、吉本は「私たちは今日デビューしたばっかりなので、(ほかのグループを)先輩として見習っていきたい」と謙虚に答えた。同コンテストで吉本とともにグランプリを受賞した副リーダー小沢奈々花(13)は「努力と笑顔を忘れずに頑張っていきます」。中には個性派メンバーもおり、取材陣からものまねをリクエストされた籠谷(こもりや)さくら(13)は、米国の元プロレスラー、スタン・ハンセン(63)のまねを披露し、会場をわかせた。

 会見には、オスカーの先輩女優武井咲(19)と忽那汐里(20)も激励に駆けつけた。武井は「いつか共演できるのを楽しみにしています」と呼び掛けた。