NHK大阪放送局は2日、阪神大震災20年となる来春、全国ネットで特別ドラマ「二十歳と一匹」を放送すると発表した。

 「仮面ライダーW」で主演デビューし、人気俳優へと成長した大阪出身の菅田将暉(すがた・まさき=21)が主演。震災で両親を亡くした子どもが20年後に青年へ成長し、災害救助犬のハンドラーを目指す物語。ジャニーズWESTの桐山照史(きりやま・あきと=25)も出演し、同局は「阪神地区に近い役者さんを中心にキャスティングした」と話している。

 収録は10月下旬に開始。神戸市内などでロケが予定されている。

 またこの日、坂本忠宣同放送局長が定例会見を開き、好スタートを切った連続テレビ小説「マッサン」(月~土曜、午前8時)について「ひじょうに順調に滑り出しができた。中島みゆきさんの主題歌も、朝から明るく元気な気持ちになれる。この調子で半年、走っていければ」と語った。

 同ドラマは9月29日にスタート。初回放送の視聴率は、関西地区では過去10年で最高の19・8%を記録し、関東地区でも、前作「花子とアン」初回と同じ21・8%を記録していた。