SMAP草なぎ(なぎは弓ヘンに前の旧字体その下に刀)剛(34)主演のフジテレビ系連続ドラマ「任侠ヘルパー」(7月スタート、木曜午後10時)の詳細が9日、同局から発表された。極道に身を置く草なぎ演じる主人公が、大幹部(松平健)から命令され、研修で老人介護施設のヘルパーとして働くことになり、悪戦苦闘するヒューマンコメディー。冷酷非道な極道として恐れられていたが、おとこ気を生かしつつ、ヘルパーの仕事に本腰を入れていく。

 草なぎはこれまで温和な人柄などから、いい人の役が多かった。牧野正プロデューサーは「草なぎさんならではの温かさを大事にしながらも、これまでの『いいひと』なイメージとはひと味違った一面をお見せできればと思っています」と話す。

 もちろん、草なぎは極道役は初挑戦。4月に公然わいせつの疑いで逮捕され、約1カ月の芸能活動自粛から復帰後、最初の連続ドラマになる。出演は事件前から決定していた。自粛中に寄せられたファンやメンバーの応援を思い出したのか、介護というテーマについて「身近にいる人を大切にしたいという気持ちが強くなりました。ドラマを見ている方々にも身近な人の大切さが伝えられたら」とコメントした。

 老人介護施設では、若き女組長やイケメンが草なぎとともにヘルパーの仕事を行う。ヒロインで美ぼうの女組長役に黒木メイサ。イケメンヘルパーを山本裕典、五十嵐隼士、Hey!Say!JUMP薮宏太、夕輝壽太が演じる。

 また、NHK大河ドラマ「天地人」の主人公直江兼続の幼少時代、与六を演じた人気子役、加藤清史郎(7)が大河出演後初の民放連続ドラマに初めてレギュラー出演する。

 [2009年6月10日8時34分

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