俳優仁科克基(まさき=28)と女優多岐川華子(はなこ=22)が来年1月に結婚することが5日、分かった。克基は俳優松方弘樹(68)と女優仁科亜季子(57)の長男、華子は女優多岐川裕美(59)の長女で、2世タレント同士の結婚となる。2人は8年前に出会い、昨年から本格的な交際を続けていた。克基が言い続けた「嫁にする」の言葉が、華子の心をつかんだようだ。挙式は初めて2人だけで旅行したグアムで行う。

 関係者によると、2人は9月にそれぞれの所属事務所に、1月に結婚することを報告した。婚姻届をいつ提出するかは未定。華子は妊娠しておらず、今後も仕事を続ける。

 出会いは8年前。華子の母の多岐川と克基の共演舞台「風のなごり」(新橋演舞場)を、華子が観劇。その後、3人で食事した。当時は克基が20歳、華子が14歳。お互いの第一印象は「何をしゃべっていいのか分からなかったのと若いなあ~」(克基)、「すっごく大人っぽくて怖そう」(華子)だった。

 それから6年後の08年12月に、友人を介しての食事会で再会。克基の印象は「何かメチャクチャ大人になっててキレイになっててビックリ」と大きく変わったが、華子の方は「声が大きくて豪快な人」と、第一印象とそれほど“変化”はなかった。グループ交際を経て、09年春に克基が誘って初めて2人で映画デートした。華子は「映画ならあまり話もしないし、いいか…」だったが、克基は一方的に「彼女にする」と宣言したという。

 華子の気持ちが揺らぎだしたのが09年8月末。体調を崩し体中に発疹(ほっしん)が出て、静養を余儀なくされた時、克基が励ましてくれた。その後、2人で会う機会が多くなり、克基は「嫁にする」「結婚したい」を言い続けたという。華子も克基の「自分を中心に物事を考えてくれる気づかいと、家族への優しさ」を感じ、ひかれていった。

 結婚へ背中を押したのが、今年1月、グアム旅行がマスコミに察知されたことだった。逃げ隠れする必要のない真剣な愛をお互い再認識した。8月に、それぞれの母と4人で食事をして、正式に報告。克基は知人に「いいなと思ったところは、オレより全然、年下なのに考えがしっかりしているところと、それとギャップあるかわいらしいワガママ。あとは礼儀正しいところ」、華子の方は「20年30年たっても、優しく自分のことを思ってくれる人」と話している。挙式は、思い出の地グアムで行う。

 [2010年10月6日10時11分

 紙面から]ソーシャルブックマーク