プロ野球横浜の尾花高夫監督(53)の次女貴絵(きえ=18)が、来年にモデルデビューすることが6日、分かった。今年6月に都内でスカウトされ、現在の所属事務所と契約。10月に石川県金沢市で行われた全国新人モデルオーディションでグランプリを獲得し、来年からモデル活動を本格化させる。元プロ野球選手の父と元客室乗務員の母の長身を受け継いだ173センチの8頭身美女だ。

 「スカウトされた時は高校3年生で、将来はどうしようか考えていました。長身を生かしてモデルをやろうと決めました」。6歳からバレエを始め、現在も継続中。体で表現することには自信があり、将来は女優活動も視野に入れる。「米倉涼子さんがあこがれ。オーラがあって、みんなを引き付けて、かっこいい。米倉さんみたいになりたい」と目を輝かせた。

 父はコーチ業で家にいないことが多かったが、バレエの活動について、アドバイスを受けることもあった。「コンクールで予選を通過できなかったり、悩んだ時期もあったんですけど、父は『努力を積み重ねていけば、後々は認めてくれる人がいる』と話してくれました」。モデルデビューについては、「チヤホヤされると思うが、自分の意見を言えるしっかりした人でいなさい、と言われました」と明かした。

 父は今年、横浜監督就任1年目で苦戦。最下位で終え、先月23日のファン感謝デーでは丸刈り姿を披露した。貴絵は「父は、家の中では大変なところを見せない。常に前向きで、その精神力は見習いたい。丸刈りにした時も、家では『どうだ!』って笑ってました」。ヤクルトで112勝、低迷する横浜でも前向きに指揮する父のように、苦労しながらもタレント業を続ける覚悟だ。【柴田寛人】

 [2010年12月7日12時55分

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