Hey!Say!JUMPが初めて海外進出することが2日、分かった。JUMPはこの日、4年連続となる新春公演を横浜市の横浜アリーナで行い、観客約1万5000人の前で発表した。3月24日から3カ月かけて、香港、台湾、タイ、韓国と4カ国を回るアジアツアーを敢行。日本公演となる横浜アリーナ7日間連続公演を含めると、5カ国27公演で約27万500人を動員予定だ。

 メンバーはこのビッグなお年玉に大喜び。高木雄也(21)は「鳥肌が立つ~」と叫び、山田涼介(18)は「海外ツアーを目標にしてきたのでうれしいですが、これをあらたなスタート地点にしたいです」と笑顔の後に気を引き締めた。

 JUMPは今年でデビュー5年目。出演するNHKBSプレミアム「ザ少年倶楽部」はアジアで広く放送されており、知名度も浸透済み。ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏(80)は「経験を積み重ねてきたし、彼らが歓迎されていることは事実。本人たちにもそれを味わわせてあげたい」と初海外進出の意図を説明した。

 海外からの公演開催オファーの理由には、ジャニー氏の“ギネス効果”もある。昨年、ジャニー氏は2012年版ギネスブックに「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」などに認定された。関係者は「ギネス認定後、『ジャニー氏は来ないのか』とよく言われる。ジャニー氏が最大のスターかも」とし、同氏がツアーに同行する可能性を考慮。海外公演は1カ月に1カ所と限定して日程を組んだ。その期待を背にジャニー氏は「JUMPをきっかけに、Sexy

 Zoneとか、海外でもきそうなタレントを送り出していこうと。JUMPにはものすごく期待しています」とコメントした。JUMPが、ジャニーズ若手海外進出計画の試金石になる。【近藤由美子】