Kis-My-Ft2玉森裕太(22)が連続ドラマに単独初主演することが13日、分かった。来年1月スタートのテレビ朝日系「信長のシェフ」(金曜午後11時15分、関西地区は金曜深夜0時24分)。同名漫画が原作で、現代のシェフが戦国時代にタイムスリップする設定。織田信長のお抱え料理番として、得意の料理で信長の天下統一を支えていく姿を描く。

 大江達樹プロデューサーは、玉森の起用について「ピュアで天然な部分がありながらも、(バラエティー企画の)『1カ月1万円節約生活』で見せた芯の強さと雑草のような生命力が、戦国時代にタイムスリップした現代の若者役にピッタリだと思いました」と説明した。異色の時代劇に玉森は「いろんな意味で挑戦となる作品です」と話す。

 信長を演じるのは及川光博(43)。大江氏は「冷静沈着な役柄が多かったが、クールで冷徹だからこそ、烈火のごとく怒った時は、本当に怖い織田信長になるのではないかと思いました」。及川の連ドラレギュラー出演は、同局人気シリーズ「相棒」以来。及川は「まさかの信長役。僕自身、大変驚いていますが、精いっぱい、玉ちゃんと頑張ります!

 つけひげです!」と意気込んでいる。玉森も「初共演させていただきますが、キラキラしたアイドルのような先輩からたくさんのことを学び、盗みたいと思います」とコメントした。

 主人公を助ける女刀鍛冶を志田未来(19)、豊臣秀吉をガレッジセールのゴリ(40)が演じる。志田は男装して女人禁制の信長の台所に入り込む設定。主人公との恋愛要素も盛り込まれる予定だ。

 ◆「信長のシェフ」

 「週刊漫画TIMES」で連載中。原作は西村ミツル氏、作画は梶川卓郎氏。フレンチシェフのケンが目を覚ましたのは戦国時代。記憶喪失だが、料理の技術は覚えていた。織田信長は京で評判の料理人になったケンのうわさを聞きつけ、料理番として召し抱え、無理難題を突き付ける。調味料も充実していない時代でケンは創意工夫を重ねていく。