俳優阿部寛(48)が、お笑いタレントの江頭2:50(47)を役作りの目標にしていたことが判明した。22日、東京・新宿区の早大で行われた主演映画「つやのよる

 ある愛に関わった、女たちの物語」(来年1月26日公開、行定勲監督)の早稲田大学特別講義イベントに出席し、阿部自身が衝撃告白した。

 今年4月公開の映画「テルマエ・ロマエ」では、古代ローマ人を演じ、筋骨隆々の肉体美を披露していた阿部だが、「つやのよる-」で演じるのは、愛に生きる男だったため、「狂気なくらいやらなきゃいけない」と意気込み、行定監督に「11キロ減量します」と宣言。そこで浮かんだイメージが江頭だった。

 「1つの目標として、江頭(2:50)さんだったんです。健康で筋張った筋肉を持ってらっしゃるので」

 江頭に近づくため、阿部は過酷な減量作戦に取り組んでいた。

 「(江頭は)動いて痩せている肉体なので、食べないで走ったりして落としました」

 目標通り、11キロの減量に成功。トレーニング中に黒タイツをはいたかどうかは不明だが、江頭の魂が乗り移ったのか、撮影後も体重が戻らなかったという。

 「その後、ドラマがあったんですけど、マイナス8キロまでしか体重が戻らなくて、共演者に何で痩せているんですか?

 っていわれました」

 同映画は、直木賞受賞作家・井上荒野氏の同名小説の映画化。謎の女、艶に翻弄(ほんろう)される男と女たちの物語で、阿部のほかに、小泉今日子(46)野波麻帆(32)風吹ジュン(60)真木よう子(30)忽那汐里(19)大竹しのぶ(55)ら豪華女優陣が出演するが、阿部の“江頭化”ぶりも見どころになりそうだ。【上岡豊】