<遠征釣りFISHING>

 沖縄が熱い。2キロ超のアオリイカが好反応。フッシングアイランド・沖縄へ3キロ超のアオリを狙って先日、ユニチカプロスタッフの杉原正浩さんと遠征。うるま市の平安座(へんざ)島の「海風」の船で金武(きん)湾に出てボートエギングに挑んだ。1投目から、いきなり1・3キロを仕留め、杉原さんは2・5キロのジャンボサイズをゲット。僚船でも続々と2キロ超があがり、大型の釣れっぷりに驚いた。これからはロウニンアジやハマフエフキダイなども好期を迎え、ますますヒートアップしそうだ。

 沖縄では強烈な引き味が魅力のハマフエフキダイやルアーマンの憧れ、ロウニンアジが陸から狙え、潮通しが良い所ではキハダマグロも回遊する。まさにフィッシングアイランドと呼ぶにふさわしく、真冬でも天候が温暖なことから釣りを楽しむ人も多い。

 そんな沖縄で最も人気を呼んでいるのがアオリイカのエギング。大物を狙ってエメラルドグリーンの美しいインリーフ(水深4~8メートル)が広がる金武湾でボートエギングに挑戦した。早朝から心地良い海風が吹く中、流し釣りで岩場や藻場をランガンで攻めていく。

 狙うは3キロ超。「海風」の船長の坂本貴男さんから「4キロ超もいる」と聞き、期待に胸を膨らませ、エギを藻場へキャスト。中層で2回ほどシャクるといきなりヒット。ギュンギュンとロッドを絞ったのは1・3キロの良型だ。続けて杉原さんが「これは3キロ級だよ」とロッドを満月に曲げるが痛恨のバラシ。大物の気配がムンムンと漂う好気配。

 すると数投後に杉原さんが藻際をタイトに攻めるダート&フォールでヒット。再びロッドを絞り込んでジージーとドラグ音を響かせる。スリル満点の好ファイトをみせたのはド迫力ボディーの2・5キロ。僚船からも「2・2、2・1キロが出た」という連絡が届き、気分はハイテンション。しかし、その後は2キロ級は続かず夕方までにキロ以下を10パイ追加するに留まった。

 それでも翌日は2キロ級の活性が再び上がって大型ラッシュ。大阪から遠征で来た池田和彦さんら、3人も午前中に2・2~2・9キロを4ハイもゲット。ビッグサイズの好反応に驚いた。アオリはこれから数が減るがGWごろまでは型が期待でき、イワシが回りだすと60センチ級のロウニンアジやスマガツオ、ツムブリなどのトップゲームが楽しめる。【近江康輔】

 【問い合わせ】海風【電話】098・977・7735、携帯【電話】090・7474・3677。

 【交通】沖縄自動車道の沖縄北ICから平安座島の「海風」まで約25分。