<フィッシング道>

 道南のえりも町沖で、ヤナギノマイ、アオゾイ釣りが好調だ。23日、同町の目黒~えりも岬沖で、特大ヤナギノマイや50センチ級アオゾイなど、乗船者7人全員が大型クーラーに入りきらないほどの釣果を得た。

 ◆船名

 芳陽丸(小栗継男船長=66、【電話】0155・26・2470)。乗員7人、えりも町目黒漁港、午前5時出港。

 ◆釣況

 早朝は強風と高波予報が出ており、速い潮と波で食いはひと息。沖や近場のポイントを何度も移動した。状況が好転したのは後半。潮の流れが良くなり、特大ヤナギノマイやアオゾイが針数釣れだした。

 当たりがあってもすぐに上げず、弱まるのを待って巻き上げた。あまりの重量感に、電動リールが止まることもあったほど。海底から15~20メートルほどを群れで浮いているため、タナを合わせるだけでエサなしでも1度に6~10匹、針数釣れるほどだった。帯広から訪れていた三浦武志さん(59)は「えりも沖ならではの釣りができた。数、サイズとも大満足です」と話していた。特大ヤナギノマイ、アオゾイの数釣りは、えりも沖ならではの楽しみだ。

 ◆釣果

 1人当たりヤナギノマイ30~40センチ60~80匹、アオゾイ35~50センチ10~20匹、マダラ60~70センチ2~5匹。

 ◆船長の話

 ヤナギノマイやアオゾイは12月後半まで狙えます。【リポーター・竹鼻雅己=58】