<フィッシング道>

 太平洋側の胆振、日高方面では静内沖のソウハチ、苫小牧から登別沖ではスケトウダラを狙った多くの釣り人でにぎわいを見せている。21日の釣行では、たらこやスケダチのスケトウダラを狙って登別漁港から出掛け、大型クーラーが満杯になる醍醐味(だいごみ)を堪能した。

 ◆船名

 第11漁運丸(本間光好船長=54)【電話】0144・87・2228。乗員8人、登別漁港、午前6時出港。

 ◆釣況

 近場は先週オスが多かったので、今回はメスが多い深場のポイントへ。水深200メートルで群れの上を流し、タナ70センチ前後を狙い仕掛けを降ろした。群れが濃く、タナに合わせるとすぐに当たりがきた。追い食いをさせて巻き上げると5~8匹が釣れ、針数付き電動リールもうなるほどだった。釣れない時間はほとんどなく、60センチ級の大型も交じった。

 ほとんど入れ食い状態だったが、針数付かない時は赤系のベイト付き仕掛けが良かった。手返しよく、大型クーラーを満杯にした地元登別の工藤助一さん(76)は「メスがほとんどで大満足です」と笑顔が絶えなかった。たらこやタチ入りのスケトウダラは1月中旬までが多く、その後はサクラマス狙いに変わっていく。

 ◆船長の話

 スケトウダラは連日、大漁で8割以上がメス。十分に楽しめますよ。【リポーター・竹鼻雅己=58】