<フィッシング道>

 日本海増毛町の雄冬沖に3月30日、ソイ釣りに出掛けクロゾイ、シマゾイなどが釣れ、好漁だった。この時期の雄冬はソイ釣りが有名で、この日も25~45センチクロゾイが数多く釣れ、1人当たり15~30匹の釣果を得た。

 午前6時に辨天丸(川上由吉船長、【電話】0164・55・3153)に7人が乗船して、水深30~100メートルラインを狙った。開始早々はクロゾイが集まる水深100メートル前後にポイントを定めた。周辺には6隻ほどの船が数メートル間隔で並んで釣果を待った。仕掛けを降ろすと狙い通りにクロゾイが次々に釣れた。仕掛けを工夫したり、針8本の胴突仕様を使用し、ダブルや6~7匹と数釣りが楽しめた。

 思いのほか、クロゾイの型が小ぶりだったので、早めに切り上げ、岸寄りのマゾイ、シマゾイ狙いに切り替えた。水深50~60メートルほどに投入すると、反応良く狙いの魚が釣れだし、時折ダブルでヒットした。ほかにガヤが数釣りできた。

 この日の釣果は1人当たり30~40センチマゾイ3~5匹、30~40センチシマゾイ5~10匹、25~30センチガヤ5~30匹と好調。札幌市から参加した西沢美智也さん(55)は「大型サイズだけをキープし、仕掛けの数を少なくして引きを十分に楽しめた」と笑顔で話した。川上船長は「ソイは始まったばかりで、今後も期待できる」と話しており、今後も楽しめそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=60】