<いりあのみんな釣り族>

 20日からの山梨・精進湖を皮切りに、ブラックバスのダービーが7地区で順次スタートします。バスダービーは今年から始まる新しい大会で、1カ月の期間内であれば何度でも挑戦できる。審査は1日の3匹以内の合計重量で勝負する。釣り歴10年ながら、バス初挑戦のフィッシングナビゲーター永浜いりあが、7地区の常連さんに教わりながらリポートする。まずは山梨・精進湖から行ってみようか!

 バス釣りは難しい-ではなく、バス釣りは、とっても楽しい。その思いからバスダービーが今年から始まります。第1弾は4月20日から5月20日まで精進湖になります。ようやく春の兆しが見えてきた。さて、どう釣ろうか?

 挑むのはいりあでぇ~す。10年の釣りキャリアはあるけれど…ジギングやシイラゲームの経験もあるけれど…バスだけはなぜかなかったんですよねぇ~。今のところ、バスダービーを実施する7地区全部におじゃまして、地元のベテランさんに教えてもらいながら、1年でバス釣りの腕を磨いていっちゃいます。

 バスの世界は右も左も分からないけど、ロッドはエンジン、リールはアブガルシアに協力してもらえることになりました。よし、頑張るぞぉ~!

 精進湖の講師は、清水隆匡さん(39)です。バス歴31年で山中湖も大得意。澄んだ湖が好きなのねぇ~。

 清水さん

 ワカサギの群れが回遊し始めました。岸際にカラスがいる。これ群れから外れるのを狙っている。カラスの行動も見逃しちゃいけない。

 ということで、ワカサギの動きを意識してみましょう。使うルアーは軽いジグヘッドで、重さは1/32~1/16オンス。ワカサギに似ているソフトルアーを使いましょう。これはみなさんの好みもあるので、釣具店で探してみてね。

 バスの状態は「冬ではないけど、ほとんど寝起きと同じ。バスの動きはゆっくりなので、ルアーも超スローでいきましょう」(清水さん)とのこと。

 着水したらティップ(サオ先)を震わせて、底付近にまで落ちるときも誘っていくの。底付近になったら一定のスピードで巻いていく。底につかないようにするのが大事ですよ。

 2回アタリがあったけど、すぐ合わせてバレた。

 清水さん

 まだ、バスもガッツリ口を使ってくれない。アタリは、グン、って重くなったのがそうです。そのグン、がきたら、ひと呼吸置いてからサオのしなりを利用してゆっくり合わせてみましょう。

 場所を変えて、沖から砂浜を狙いました。もうゆっくり巻くコツも覚えちゃったもんね。移動して2投目。ゆっくり巻いていたら、グン。えっ、きた。アタリだ。でも、慌てずに深呼吸してから、サオをゆっくり後ろに引いてリールを巻いたら…ガッツリきました。ワーイ、初バスです。うれしー。清水さんにネットですくってもらいました。33センチ(700グラム)でした。キャー。

 なんか不思議な感じです。いりあがバスを持ってるなんて。でも、バスは楽しいですよ。これでもう少し暖かくなってくれば、トップでも釣れるし、宙層のミノーやクランクベイトもいけそうね。みなさ~ん、精進湖のバスは、春パターンになってますよぉ~!

 【宿】精進湖「湖畔荘」【電話】0555・87・2003。出舟は28日までは午前6時、29日から同5時。ボート料金は3000円。ボートは要予約。食堂もあり朝定食700円、カツ丼800円。<ブラックバスダービー日程>

 日刊スポーツ新聞社指定の7地区のボートハウスで実施します。

 ▼4月20日~5月20日

 精進湖「湖畔荘」

 ▼5月20日~6月20日

 芦ノ湖「うえ乃」、亀山湖「ボートハウス松下」

 ▼6月20日~7月20日

 河口湖「ハワイ」、相模湖「柴田」

 ▼7月20日~8月20日

 新利根川「松屋」、榛名湖「カフェテラス・エヴァ」

 ※要予約。

 ◆ルール

 バス3匹以内の合計重量で競う。1日につき3匹までの重量を測定し、1匹ずつは計量しない。参加者は初回に1000円を支払ってダービーに登録し、日刊スポーツ特製のTシャツを受け取る。この登録は地区ごとに行ってください。各ダービーの上位3人とバス決勝2連覇の斎藤正史さんの計22人で、10月19日、相模湖の決勝大会を戦う。