<フィッシング道>

 五目釣りでにぎわっている太平洋の浦河町荻伏沖は、良型ヤナギノマイが好漁だった。25~40センチが1人25~60匹。秋のヤナギノマイ釣りを十分楽しめた。

 24日午前5時、荻伏漁港から第5へいせい丸(吉田大治船長、【電話】0146・26・3131)に9人が乗船して出港。早朝は潮の流れが多少あったが、水深70~120メートルラインで大型交じりのヤナギノマイ、マダラが狙い通りにヒットした。

 根が多く、底取りに苦しんだが、根が多いポイントでは数が上がり、根のないところは単発。潮が止まると食いが鈍り、動くと戻る。潮止まりでは仕掛け、針の大きさでも食いに差が出た。水深60メートル前後の浅場に移動後は、大型のホッケ、ガヤ。全体的に濁りがあり、仕掛けは夜光玉付きの反応が良かった。釣果は1人当たり60~70センチのマダラが2~5匹、25~35センチガヤが10~30匹。ホッケ、マゾイ、アブラコ、ソウハチが船中数匹交じり、大型クーラーが満杯になる人もいた。

 札幌市から参加した市原正勝さん(64)はヤナギノマイを1度に7匹釣り上げ「楽しい釣りができた」とニッコリ。吉田船長は「ヤナギノマイはこれからさらに良くなり、良型が上がる」と話しており、今後も楽しめそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=60】