<フィッシング道>

 日本海神恵内村の川白沖で秋ヒラメが旬を迎えた。8月31日に出掛け、フグにエサを取られるなど苦戦しながらも、38~53センチが1人3~13匹と好調だった。

 午前5時、川白漁港から高栄丸(高田泰明船長、【電話】0135・77・6200)に6人が乗船。オオナゴをエサに川白沖の窓岩から西の河原沖を探った。最初はフグの姿はなかったが食いが渋く、1時間ほどで柵内沖に移動。ここでも潮止まりの影響でヒラメはポツポツ程度だったが、50センチの良型も上がった。

 その後も移動を繰り返した。後半は潮が動きだし食いが良化した。お目当てのヒラメではなく、フグがダブルで上がることも多かった。恵庭市から訪れていた佐々木長一さん(85)は「今回は数は少なかったが、引き味を楽しめた」と笑顔。高田船長は「ヒラメは今後も楽しめる」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=60】