<釣りをしようよ

 プルルン体験隊>

 ビギナーでも安心して参加できる釣り大会がある。7日には神奈川・相模湖でブラックバス3匹の重量で勝負する「SA杯」が開催され62人が腕を競った。男性も女性もベテランも初心者も同時に楽しめるルアー・フィッシング・トーナメントだ。

 SA杯の参加条件は「バス釣りが好きな人」でしかない。バスプロも、サオを握ったことのないビギナーも同じ条件だ。そして最後に開催者「柴田」特製のカツ丼を食べる。一風変わった大会だ。今年で3回目の開催だが、9歳が保護者同乗で3人もエントリーした。41位吉岡大揮くん、45位福島百蘭(ももか)ちゃん、47位谷中一青くん、と成績は3人とも40位台だった。順位は問題ではない。

 2匹を釣った谷中一青くんは、この日がバスのボート釣り2回目。1回目は途中で飽きて、バス釣りが嫌いになりかけた。今回は、テレビや釣り雑誌に出演している永浜いりあ、西條亜弥も同じ選手で、ツルツル頭の記者がいたりして「明らかに集中していた。3匹目はバラしたんだけど、ものすごい悔しがって、競技終了後も『釣りたい』って。目の色が違っていた」と父康浩さんも喜んだ。

 柴田の橋本一伸代表は「SA杯はバス3匹の重さ勝負。でも大事なのは順位じゃない。どうバス釣りを楽しむか。一青くんもそのうち大きいバスを釣ることができるさ」と目を細めた。

 ◆ルール

 バス3匹の合計重量審査。全長制限なし。午前6時半出船で、帰着・検量は正午~午後1時。閉会式では、全員が柴田特製のカツ丼を食べる。

 ▼成績

 (1)出本伊織1860グラム(2)山口淳史1780グラム(3)金田修一1690グラム(21)永浜いりあ700グラム(41)吉岡大揮500グラム(45)福島百蘭340グラム(47)谷中一青250グラム(敬称略)

 ◆ボート

 相模湖「柴田」【電話】042・687・2318。1人乗り3000円から、2人乗り4500円から。