<フィッシング道>

 道東豊頃町の大津沖で14日、好漁のサケを狙った。前日までの大雨の影響で水が濁り、アタリがあっても巻き上げ時に逃げられることが多く、70~80センチが1人0~5匹と苦戦した。

 午前4時半、大津漁港から芳陽丸(小栗継男船長、【電話】0155・26・2470)に8人が乗船し、水深70~100メートルを狙った。濁りを避けるためいつもより沖に出たせいか食いが渋い。それでも時々ダブルで釣る人や、同時に複数の人がヒットすることも。全体的には巻き上げ時に逃げられる、いわゆるバレることが多かった。竿(さお)の長さや硬さ、仕掛けの色や形でも食いに違いが出たようだ。

 幕別町の斉藤恵太さん(22)は釣り船初体験だったが、大型などを3匹釣り「やった!」と歓声を上げていた。小栗船長は「秋サケは9月末まで狙える」と話しており、条件が良ければ、楽しみは増しそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=60】