<フィッシング道>

 道南の森漁港と蛯谷漁港に8日、2人で出掛け、好調の兆しが見えてきたアブラコとカジカを狙った。特にアブラコは通常30~35センチが主流だが、この時期は産卵期を迎え40センチ強の大物が狙える絶好機。今回の釣行もまずまずの釣果を得た。

 午前9時ごろ、私は森港に入釣。外防波堤基部から港内側に10船ほど係留されているホタテガイ作業船の係留ロープに育成する海藻付近をポイントに狙った。仕掛けはルアーロットに18グラムの蛍光だいだい色系ブラーを使用。エサはアオイソメの2匹掛けで、キャスティングしながら引き釣りで反応を待った。

 北西の風のため道糸が流されたり、たるんだりでポイントが外れ苦戦が強いられた。それでも反応が良くカジカがほぼ入れ食い状態で23~32センチカジカが16匹に、23~33センチアブラコが6匹と順調に楽しめた。しかし、28センチ以下のリリースサイズの小型が多かった。

 蛯谷漁港に入った釣友の庭田秀和さん(42)は港内でキャスティングをしながら海底を探った。根回りをポイントに25~42センチカジカ3匹、25~36センチアブラコ4匹を釣った。カジカは重量感たっぷり、アブラコは左右に走る引きを堪能できたようだ。

 この海域はアブラコとカジカがこれから旬を迎え、年明けの1月中旬まで楽しめる。【リポーター・小林誠二=67】