東京都の小池百合子知事は1日、2020年東京五輪のバレーボール会場の見直しに関し、「(有明に)決まっているからといって、それでOKとはしない。形として横浜、有明の賢い使い方があるかどうか考え、総合的に判断したい」と述べた。コスト削減の観点から既存施設である横浜アリーナにこだわりをみせている小池氏は「IOCは既存施設を使うようにおっしゃっている。それに従っての模索だ」と強調。最終結論の発表時期について「クリスマスイブ(24日)前までには」と述べた。

 この日、就任後2度目の都議会第4定例会が開会。小池氏は所信表明で、予算案編成時に慣例で盛り込まれ、既得権益との批判もあった約200億円の「政党復活予算」を終わらせるとし、「現状維持は衰退だ。議会でもさらなる改革を進め、改革意欲にあふれる皆さんと歩みたい」と述べた。小池改革に賛同する勢力の拡大を加速化させる考えで、沈静化していた議会との対立が激化しそうだ。