元ロッテ監督のボビー・バレンタイン氏(66)が駐日米国大使の候補に挙がっていることが9日、分かった。ボストンのラジオ局WEEIが伝えた。バレンタイン氏はドナルド・トランプ次期大統領(70)と旧知の間柄で、既に政権移行チームと面談したという。バレンタイン氏は親日家として知られるが、外交手腕は未知数。就任すれば異色の駐日大使となる。

<大統領ウオッチャー、パックンことパトリック・ハーラン(46)の目>

 トランプは環境長官に反温暖化のスコット・プルイットを起用したり、中小企業局長を大金持ちのリンダ・マクマホンにしたり、とんでもない人事をやっているけれど、ボビー・バレンタインの駐日大使は常識的。驚くけれど、いいと思う。

 大使の仕事の大半はPR。ボビーは日本とのつながりは深いし、友好のシンボルになる。マネジャー(監督)だから、基地問題や安全保障、経済についてはそばに優秀な人材を置いて分析させ、采配する監督型の大使になればいい。

 日本にとっても日本バッシングする古いビジネスマンタイプの大使より、ずっといいと思う。ただ、トランプはいろんなうわさを流すのが好きだから、まだちょっと分からないよ。