民進党の原口一博衆院議員(57)は10日、自身のフェイスブックで、遺伝性の骨の難病と診断されたことを公表した。

 「正式公表を迷った」としながらも、「その何百倍も難病で苦しんでおられる方々がおられます。データの蓄積も解決への道筋です」と、苦渋の決断だったことを明かした。

 一方、ツイッターでは、「難病の国会議員には国を引っ張ることはできないのでしょうか。私はそうは思いたくないと考えています。幸い症状を改善させる薬も発見されています」と述べ、政治活動継続への強い意欲を示している。

 関係者によると、原口氏は、骨が折れやすくなる国指定難病の「骨形成不全症」とみられるという。

 原口氏は衆院佐賀1区選出。当選7回。政界の論客の1人として知られ、旧民主党政権では総務相を務めた。

 先月下旬に自宅で転倒し、右腕などを骨折して、現在は入院中だという。