東京都の小池百合子知事が20日、民進系会派「東京改革議員団」の尾崎大介幹事長の政治資金パーティーに駆けつけ、7月の都議選について「ともに勝ち上がっていくように頑張りましょう」とエールを送った。小池氏は定例会見などで、民進党全体として選挙協力するのではなく、候補者個別に判断する意向を示している。

 一方、旧民主党系の都議会民進党14人と、旧維新の党系の民進党都議団4人が今月14日に合併。小池氏との選挙協力を実現したい思惑だ。尾崎氏はこの日「小池知事の改革に共鳴している」と語った。

 またこの日、議会運営委員会の理事会で、土壌汚染がある豊洲市場用地の取得経緯などを調べるため、法的に強い権限を持つ「百条委員会」を設置する方針が決まったことについて尾崎氏は「自民は豊洲特別委員会と別に(百条委を)設置しようとしている。それでは(3月の)定例会中に物理的に間に合わない。4月以降になると、7月に選挙もあり、おざなりになるので、特別委に百条委の権限を付与すべきだ」と述べ、特別委の参考人招致日程である3月18、19日に石原慎太郎元知事を証人喚問すべきとの考えを示した。