東京都議会は30日、第1回定例会最終日を迎え、7月の都議選に向けた小池百合子都知事VS自民党の戦いが、事実上スタートした。第1党なのに提案が通らない自民党は、小池氏に近い都民ファーストの会や公明に、共産まで加えて「いわゆる小池与党連合」と名指しし、対決姿勢をむきだしにした。

 自民に「小池与党連合」と名指しされた公明党の東村邦浩幹事長は取材に「知事与党は否定しない」とした上で、今議会での自民党の対応に関し「第1党の責任政党といいながら、さまざまな混乱をもたらした」と苦言を呈した。共産党の大山とも子幹事長は「私たちは与党ではありません。今回は是々非々の『是』で賛成した」と述べた。