「いろいろな想定内、想定外があると思う」。

 東京都の小池百合子知事は20日、都議会第3定例会初日の本会議後、報道陣の取材に応じた際、将来の国政復帰の可能性を問われて否定も肯定もしなかった。

 国政版「小池新党」の来週の結成に向けて、最終調整に入っている側近の若狭勝衆院議員がこの日、小池氏の将来の国政復帰や、女性初の首相就任に期待を示す発言をしたことに関して、質問を受けた小池氏。「ん? そこまで言ったんですか。えー」と、まんざらでもない笑顔をみせた。

 その上で衆院選出馬の可能性を問われると、「これから都政で、いろいろしっかりやらなければならないことがあると思う」と強調した上で、「いろいろな想定内、想定外がある。環境を見ながら都、国にとって何がいいか、最善の方法を考えたい」と思わせぶりに話し、将来の国政復帰に含みを残した。

 昨年8月の知事就任後、2度目の9月議会になるが「1年が経ったんだなあ、2年目に入ったことをあらためて感じた」と述べた。会期は10月5日まで。