立憲民主党の枝野幸男代表(53)が埼玉5区で当選確実となり、さいたま市内の事務所で支援者と万歳した。

 午後8時の開票から1分ほどで、当確が出た。事務所に集まった約50人の歓声に迎えられながら、笑顔を見せた。

 党を立ち上げて、代表として全国を飛び回る選挙戦となり、12日間で、地元には計8時間ほどしか滞在できなかったが、地元の支援者に感謝の思いを述べた。

 枝野代表 私が不在の中で、草の根の力で選挙を戦っていただきまして、早い当確が出る結果が出ました。本当にありがとうございます。無所属でやっても、党を立ち上げることになっても、地元で長年支えていただいている皆さんが、どんな選択をしても必ず支えていただけるという思いがあったので、勇気を持って新しい党を立ち上げることが出来ました。党としても一定の足場を作っていける状況のようですので、今日から始まるというつもりで、24年間育てていただいた経験をいかしながら、変わらぬ初心を貫いて、上からではない、草の根からの政治を先頭に立って作っていきたいと思います。

 くす玉や花束で祝福されると、支援者からは「次は総理大臣!」「頑張って」と声援が送られた。

 枝野代表は改めて「自らの反省も含めて、永田町の内側を向いた政治に、国民の多くの皆さんのいら立ちが高まっていた。そこに新たな選択肢を示せた。期待をもらっているので、責任の重さも感じる。新しい方向性をどう進めるのか。皆さんも一緒に、新しい民主主義を歩いていただきたいです」と思いを口にして、都内の党選挙本部に向かった。