将棋の史上最年少プロ、藤井聡太七段(16)が頂点を目指す、第4期叡王戦段位別予選七段戦決勝の千葉幸生七段(39)戦が、17日午後7時から東京・千駄ケ谷「将棋会館」で始まった。藤井は午後2時からの対局で小林裕士七段(41)、千葉は午前10時からの対局で北島忠雄七段(52)をそれぞれ下している。

先手の千葉が先手2六歩と飛車先の歩を突き出すと、後手の藤井も後手8四歩と応じて、対局は始まった。

持ち時間は各1時間。今夜には決着の見込み。この対局の勝者は、段位別予選を突破した16人(内訳は九段4人、八~六段各3人、五段2人、四段1人)と、前期ベスト4やタイトル保持者ら8人のシード棋士(金井恒太六段、丸山忠久九段、行方尚史八段、羽生善治竜王、佐藤天彦名人、菅井竜也王位、中村太地王座、渡辺明棋王)の計24人にによる本戦トーナメントに進出。高見泰地叡王(25)への挑戦権獲得を目指す。

17日現在の勝ち上がりは以下の通り。

◆九段=佐藤康光、郷田真隆(残り2人)

◆八段=広瀬章人、松尾歩(同1人)

◆七段=斎藤慎太郎(同2人)

◆六段=遠山雄亮、増田康宏(同1人)

◆五段=都成竜馬(同1人)

◆四段=予選展開中。勝ち上がりは1人