安倍内閣は26日、12年12月の第2次政権発足から丸6年を迎え、7年目に入った。安倍晋三首相はこの日、経団連の会合で、来年10月の消費税増税に伴う景気失速阻止へ、経済界に賃金引き上げを要請した。首相による賃上げ呼びかけは6年連続。

発足以来、政権が原動力としたアベノミクスを支えた株価は、前日25日に1年3カ月ぶりに2万円を割り、この日の東京株式市場の日経平均株価終値も、前日比171円32銭高の1万9327円06銭と、冷え込んだまま。アベノミクスの失速も指摘され、多難のスタートとなった。