将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(16)が2日、大阪市の関西将棋会館で指された第78期名人戦順位戦C級1組2回戦で、堀口一史座(かずしざ)七段(44)を47手破り、順位戦2連勝とした。終局は午前11時23分。持ち時間各6時間の順位戦では異例の午前中でのスピード決着となった。

終局後、藤井は「あまりない形だったので、こちらの攻めが成立するかどうか際どい勝負でした」と振り返った。前期、逃したB級2組昇級を目指す藤井は、連勝について「まだまだ先は長い。一局一局に全力を尽くしていきたい」と気を引き締めた。