山本太郎参院議員(44)が代表を務める政治団体「れいわ新選組」が、参院選公示日前日の3日、都内で支援者の集いを開き、比例区で出馬する山本氏に代わり、東京選挙区から沖縄創価学会壮年部の野原善正氏(59)が立候補すると発表した。

野原氏は、あいさつの冒頭で人気の漫画「クレヨンしんちゃん」を引き合いに「しんのすけじゃなくて、よしまさです」と言い、聴衆の笑いを誘った。

ところが、その後は自らの政策を熱く語った。まず、米軍の辺野古新基地の建設問題について「問題は全国の皆さんが自分の痛みとして応分な負担を真剣に考える時期。絶対に反対」と訴えた。また公明党と創価学会の変革も掲げた。「今の公明党の政治姿勢…本当にこれでいいのか? 平和福祉を掲げた公明党が、自民党と一緒になって暴走している。止めないといけない」と熱く語り、山本氏と固く握手した。

山本氏は「山本が抜けた後の(東京選挙区の)票を引き継いで下さる方がいる。熱い候補、出てもらったでしょ」と胸を張った。【村上幸将】