感染者の多い東京などから家庭に配布され始めた「アベノマスク」をリメークする動画や書き込みなどが、youtubeやSNSなどに続々投稿されている。「小さい」「鼻やアゴが出て役に立たない」などと批判されるが、せっかくもらったものだからとアレンジして使う人も少なくないようだ。

実物の大きさは13・5センチ×9・5センチほど。鼻やアゴを完全に覆うことができず、話す時には口の両端にすき間ができるような感覚になるほど。前評判通り、効果がどれほどなのか、役に立つのか不安になる。ただ思っていたよりも厚手のため、顔が温かく感じるような気もする。

リメークは、マスクの糸をほどくなど一度すべてを分解し、耳にかけるゴムの部分も再利用している人が多い。分解すると、63センチ×27センチほどのガーゼ生地になるという。水通しすると、少し縮むとの報告もある。

リメークの方法はさまざまだ。ミシンをかけてプリーツ入りやノーズワイヤ入りにしたり、型紙に合わせて裁断して手縫いしたり、別の布でカバーをつくって合体して立体マスクにするなど、手のこんだ工夫をこらしている。一方で、ハンカチやバンダナや靴下でガーゼを覆い、ミシンや針を使わずに手軽に楽しむパターンもある。そのまま、いろんな色に染めて自分だけのマスクにアレンジする人もいる。