EXILEのフィジカルトレーナー、吉田輝幸氏が正しい体の使い方を伝授する「EXILEエクササイズ」。第11回は、腹筋の安定性を高めるトレーニングの紹介します。日刊スポーツ編集局文化社会部の細江純平記者は23歳にして腰痛持ち。腰痛改善のため、腹圧を高めて腰に負担をかけないアプローチに挑んだ前回に続き、今回は体幹の安定性を高め、腰に負担がかからない肉体を目指します。

 前回は、腰痛の改善トレーニング第1弾として、「腹圧を高めるトレーニング」を紹介しました。腰痛改善のためには、腰や背骨に負担をかけない体を作り上げることが重要。そのためにまず、徹底的に腹筋の腹圧を高め、自分で腰痛のコルセットを作り上げてしまおうというわけです。今週は腰痛の改善トレ第2弾「安定性を高めるトレーニング」です。

 吉田氏

 (前回で)細江記者が、おなかが使えるようになった(腹圧を高めた)と仮定しましょう。次の段階として、安定性を高めるトレーニングをやっていきます。

 安定性を高め、体幹を強化するトレーニング方法を「スタビリティ」と言います。まず、安定性の強弱をチェックする簡単なテストを行いました。頭の前方に両腕を置き、腕立て伏せの状態で体を一気に持ち上げます。このテストで安定性の強弱が分かります。

 吉田氏

 お尻が先に上がってしまいますね。瞬間的なものなんですけど、腹筋の安定性が弱いんです。背筋とか腰を使って、一生懸命上げようとしています(写真1→2)。

 安定性が弱いことを再確認した上で、腹筋の安定性を高めるトレーニングに入ります。

 第11回<2>につづく。【取材・構成=山田準】

 [2013年11月8日16時7分](2)腹筋の安定性をチェックするテスト(フィニッシュ)