夏の疲れがたまる今日この頃…。前のめり姿勢になりがちなデスクワーク合間にリフレッシュしましょう!

 肩こり解消に効果的な「腕を回すエクササイズ」と「肩の脱力エクササイズ」。背中を丸めながら広範囲を伸ばす「背中のストレッチ」を教わります。残暑を乗りきる方法やトレーニングの秘密も伝授してもらいました。

 ──肩周りがスッキリです

 北川

 次の「脱力エクササイズ」は肩だけでなく首の疲れにもいいですよ(1)正しい姿勢で立ち、両手は体の側面に(2)首をすくめるように、肩を天井方向に持ち上げます(3)肩を一気に下ろして脱力。息を吐きながらでリラックスです。

 ──簡単!

 リフレッシュにもなりますね

 北川

 首と肩周りの血行も良くなりますよ。オフィスで椅子に座ったままでもできるので、ぜひやってみてください。肩、首とやってきたので、最後に背中を気持ちよく伸ばす「背中のストレッチ」です。(1)骨盤幅に足を開き、正しい姿勢で立ちます(2)両手を握り、腰から前方に体を倒します。ポイントは、大きなボールを体全体で抱えるように背中を丸くする(3)手を前方に引っ張られるようなイメージで背中全体をストレッチします。自然な呼吸でリラックス(4)左右方向に体を振って、脇腹も伸ばします。腰からゆったりと動かします。どうですか?

 ──丸くなる姿勢が少し難しい…

 北川

 大きなバランスボールに覆いかぶさるようなイメージです。おなかもぺこっとへこませて、横から見ると体全体が円になるように。

 ──コツをつかめばリラックスできますね。1日の終わりにすると気持ちよさそう

 北川

 普段、前のめり姿勢で過ごすことが多いんですよね。疲れがたまりがちな首、肩、背中の血行をよくして、スッキリさせてあげましょう。

 ★美ボディを保つ運動プラス食事

 北川は夏の暑さで有名な京都市出身とあって夏バテはしにくい体質という。「水分塩分を忘れないことと、必要以上にクーラーはつけないくらい。京都の暑さに慣れているのか、東京に来た頃は『夏が来なかったな』と思いました(笑い)」。現在はトライアスロン大会出場も視野に水泳などトレーニングにも励む。「運動後の食事は大事。美容にもいい良質のタンパク質と一緒に炭水化物を取ったり、全身運動で血行も促進され、食べる量も増えました」。日々のトレーニングが健康的な美ボディを支えている。

 第5回おわり。【取材・構成=鈴木絢子】

 「北川弘美のはんなりエクササイズ」の最終回が、9月25日(木)付の日刊スポーツ大阪本社版で掲載されます。紙面でもお楽しみに!

 [2014年9月22日10時44分]【背中ストレッチ】(1)正しい姿勢で立つ(2)両手をつなぎ上半身を前方に倒す(3)大きなボールをおなか側に抱えるように背中を丸め前方に引っ張られるように背中を伸ばす(4)左方向、右方向に体を傾け、脇腹を伸ばす